IPv6よりIPv4を優先にする設定

Windows環境でOracleDBとネットワーククライアントの接続が切れてしまう場合があり、IPv6よりIPv4を優先にする設定の覚え書き。サーバ・クライアント共同じ設定を行う。発生頻度としては稀であるため設定後しばらく様子見。

IPv6が有効になっているWindows環境でOracleとネットワーククライアントの通信において特定箇所でセッションが切断される事象あるとのこと。

DBサーバのログ

警告 2022/02/14 7:09:39 Microsoft-Windows-DNS-Client 1014 (1014) 名前 teredo.ipv6.microsoft.com. の名前解決は、構成されたどの DNS サーバーからも応答がなく、タイムアウトしました。

↑Oracleとの接続エラーのログではありません。DNSに於けるタイムアウトのエラー

変更前 DBサーバのみのスクショ

レジストリ編集(サーバ・クライアント共)

レジストリのバックアップ取得後DOS管理者モードで実行

レジストリエディタからキー追加された事を確認

Registry_Add

再起動後コマンドで確認

C:\Windows\system32>netsh interface ipv6 show prefixpolicies
アクティブ状態を照会しています...

優先順位 ラベル プレフィックス
---------- ----- --------------------------------
50 0 ::ffff:0:0/96
40 1 ::1/128
30 2 ::/0
20 3 2002::/16
5 5 2001::/32
3 13 fc00::/7
1 11 fec0::/10
1 12 3ffe::/16
1 4 ::/96

::ffff:0:0/96 が IPv4で優先度が高いことが分かる

元に戻す

C:\Windows\system32>netsh interface ipv6 reset

参考URL 

高度なユーザー向け IPv6 Windowsガイダンス

各ホスト環境

WindowsServerの環境

[table id=3 /]

クライアントPCの環境

[table id=4 /]

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